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心の目で見つめたときに浮かびあがってくる世界。
laRihlaのふたりのフィルターを通したモロッコの魅力探訪。煌めく宝の山の中に、人知れずひっそりと埋まっている原石たち。
骨董店や青空がらくた市、土産屋や雑貨店を歩き回って集めた、美しい古道具や民藝をご紹介いたします。
とっておきのセレクト品をぜひご堪能くださいませ。
〈Sélection Souk vol.7 ~ 夜長月〉
ご予約受付期間:
2024年9月24日🌾(sun) 〜 10月17日🌝(thu)
※一部のアイテムは12月初旬まで
お届け予定:
10月下旬〜11月上旬より順次
お愉しみにお待ちいただけましたら幸いです。
〈陶工の町・サフィの古き良き焼き物〉
スマートフォンの恩恵がすっかり浸透しているパンデミック後のマラケシュのスークは、所狭しと並ぶ土産物のたたずまいもずいぶん様変わりしたような印象を受けます。
ここはトルコ?それともメキシコ?
これこそが常にモードを追う商人の街・マラケシュの真髄と言えばきっとその通りだし、“風の時代”とも言われる今、こういったボーダーレスで無国籍な光景は世界中どこの観光地でも見られるのかも知れません。
そうとは解っていても、やっぱりモロッコらしさの片鱗のようなものに遭遇すると、わたしはどうしても胸がときめくのです。
先日、地方部のお土産屋さんの売れ残りとして長年眠っていた、マラケシュ中心部ではいわゆる流行遅れと言われてしまいそうな古い焼き物に出会いました。
ゆるくゆるぅく脱力した絵付けが魅力の、風合いもどこかぽってりとしたサフィ焼き。
マラケシュに越してくる前、2007年から2年間は大西洋沿岸の小さな小さな漁村に暮らしていました。そこから一番近い中都市だったのが陶工の町・サフィ。
電話料金の支払い、国際小包の受け取り、田舎町では手に入らない食材の調達などのために出向いては、その度に工房を巡って陶器ショッピングを愉しんだものです。
当時買い集めたものの一部は今でも日々の中で愛用していますが、今回のセレクション・スークでは、おそらくそれよりもさらに遡った20年ほどの時を巻き戻してくれるような陶器をご紹介します。
AIと共存していくこれからの時代の中で、人間の価値は「バグ」になっていくのだろうと聞きます。
そんな今、人の手の素朴さと塩梅と気分の差といい加減さと人情を、改めてお手に取っていただけましたら嬉しいです。
今この時を味わって、唯一無二の今日という日を過ごしていただけますように。
わたしたちとともに旅しましょう。
アラビア語で「旅」を意味する「Rihla رحلة」にフランス語の冠詞「la」を付けて、フランス語風に「h」の音を欠落させて読ませた「ラリラ」。
モロッコ国内旅行や世界旅行からのインスピレーションによる、それぞれ日仏出身の男女ふたりによるユニットです。
マラケシュのスーク、世界のマーケットやマルシェで掘り当てた、煌めく宝もの。旅先で出会った人々と、彼ら彼女らによるハートが踊る手仕事たち。
はたまた異国をめぐる旅の中で出会った素材を持ち帰り、モロッコの伝統技術で形にする。
エトセトラ、エトセトラ。
心の旅、知性の旅、味覚の旅、意識下への旅。旅をして生きる、旅の中で生きる。
「人生」という名の旅を心から愉しみ味わうためのエッセンスを、物や人を通してみなさまとシェアしてまいります。
〔Sélection Souk〕サフィの古き良き焼き物/フリルが入ったお皿(茶)✴︎
直径:約18cm