「ポシェタ」のフォルムをそのままで。色と文様、仕立て屋の装飾技術をぎゅっと詰め込んだ「ポシェタトート」。
COLLECTION vol.10《青の想像庭園 Les jardins bleus imaginairs》からのアイテム。パリとマラケシュに実在する「青い庭」をインスピレーション源にしたシリーズです。
生い茂った葉をかき分けて歩を進める。そこには古い古い朽ち果てた寺院があった。それとも遥か昔のパシャの邸宅?
なぜか心奪われて少しドキドキしながらも中に入ってみると、一角にだけ美しいレリーフが残っているのを見つけた。
何百年、何世紀の時を超えてきたのだろうか。
そんなイメージで作った、石膏のレリーフ模様のようなポシェタトート。
パルミエ(椰子の木)みたいなモチーフのモッブラ(ヴェロア)で、しっとりとしたトーンで仕立てました。
タッセルのパーツの明暗2色のグレーのグラデーションで、浮き彫りのようなニュアンスを出しています。
エキゾチックでいながら、どこかクラシックな雰囲気をお愉しみいただけましたら幸いです。
星の数ほど存在する中から厳選した、高級ファブリックを使用。ひと角だけゆるやかにカーブする独自のフォルム。その周囲には、民族衣装のジュラバやカフタンの縁飾りに欠かせない装飾ロープを施しました。内布には、女性たちの晴れ着の仕立てに使われているサテンを。
手仕事が美しい大小のリングが連なるチャーム、カーテンを結わえるようにループさせたロープで取り付けたヴォリューミーなタッセルは、イヴ・サンローランが眠るマジョレル庭園内ブティックにも商品を納めている、由緒ある工房へのオーダーメイド。
わたし自身で色を選んだ細い細い糸を撚ってもらうところから始めて、老舗のアトリエがひとつひとつ丁寧に作り出す繊細なタッセル。
たっぷり入るトートの内側には、3つの大きなポケットと小さなポケット。
3つに仕切られたポケットは、文庫本、ペットボトルがぴったり収まるサイズ感。携帯電話や鍵など細かなアイテムも迷子にならず、すぐに見つかる・取り出せる機能美。小さなポケットは本体とお揃いの「ポシェタ」フォルム。デティールにも忘れず、スパイスをひとさじ。
ポシェタトート〈パルミエ〉
本体
- 縦/44cm 横/42cm(最大値)
持ち手
- 長さ/53cm 幅/6cm
アクセサリー
- 全長/約30cm
- チャーム本体/約7cm
- チャーム・ロープ部分/約48cm(取り外し時)
- タッセル本体 /約18cm
- スライダー /直径1cm
*サイズは目安となります。手仕事の品のため個体差がございます。